「WEP俳句通信」140号・作品12句       草深昌子

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   青草           草深昌子


   年寄の椿拾うておどけたる 

   玄関に屋敷神ありチューリップ

   チューリップ向かうの丘は女子美大

   さつきから花びら掃いてばかりかな

   孔子廟あんずの花と知れるまで 

   大き日のぐるりに雲やいかのぼり


   いつの間に凧揚がらなくなりしかな

   鼻と呼ぶこの半島や春大根

   花びらの散るや赤子に大き耳

   春宵の吾がほほべたや蚊をとめて

   西に生れ東に老いぬさくら餅

   青草の雨のきれいにあがりけり



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by masakokusa | 2024-06-24 12:30 | 俳句総合誌『俳句』ほか
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