角川『俳句年鑑』 2019年版


  角川『俳句年鑑』  2019年版

            「全国結社・俳誌  一年の動向」



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  青草   主宰=草深昌子  

              「同」間 草蛙

              「編」松尾まつを


○平成二九年二月、草深昌子が創刊。大峯あきらの宇宙性俳句を標榜。

 自然の中で自然と共に生きる、季節を感受する歓び。「年二回刊」


○二十九年一二月、松尾まつを「松尾芭蕉の俳句と文学」の講演、ハープ演奏会。

 三十年二月、総会・新春句会開催。四月、相模川吟行。



   朽木とも枯木ともなく巨いなる      草深昌子

   葉桜の影差しかかる大屋敷       松尾まつを

   夏座敷三点倒立してをりぬ        間 草蛙

   寒晴や嘴たたくフラミンゴ       坂田金太郎

   くちなはの門扉を渡る真昼かな      二村結季

   雲切れてユングフラウに夏の月      佐藤昌緒

   大声で何か指さす磯遊び         山森小径

   和布干す浜のそこだけ日の射して     柴田博祥

   病窓の一つ一つに今日の月        佐藤健成


by masakokusa | 2019-01-30 23:50 | 俳句結社『青草』
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