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作品十六句
くさびら 草深昌子
秋晴の大きな松の影にゐる
桟橋といふほどもなき野菊かな
月明の魚の背びれの出て泳ぐ
銀杏のにほひに猿の綱渡り
秋晴を泣いて赤子の赤くなる
団栗の袴脱いだり脱がなんだり
秋の蠅輪ゴム跨いで来たりけり
秋風にいちいち鯉は口ひらく
説法の跡はここらの秋の蜂
一行にはぐれやすくて草虱
秋雨の林の径を深くしぬ
古町や橋がここにも蚯蚓鳴く
くさびらのべつたりとして根方なる
草の実に立たせたる子のもの言はず
にほどりの目のあさましき冬隣
屋根に鳩廂に鳩や秋出水
(俳句四季出版「俳句四季」1月号所収)
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